2011-04-11

Quakebook


3月11日は、私と妻には本当に怖かったです。3月12日までずっと、仙台に住んでいる私の義父と義母の安否を確認するために出来る限り手を尽くしていましたが、停電と電話サービスの停止のせいで、二人と連絡できませんでした。その翌日、東京に住んでいる友人の折茂栄美子さんは、ご家族を助けるために仙台へ運転することにしました。その途中、折茂さんは義父母の家にわざわざ立ち寄って無事を確認し、写真も撮ってくれました。その画像をメールで貰って、義父母の泣き笑いを見た時、世界中で一番美しい写真だと思いました。私は折茂さんの親切に心から感謝しています。

東日本大震災が起こった時から、災害派遣を支援する方法を常に探しています。アメリカのシカゴに住んでいるので、直接被災地に行って支援するのは無理です。米国赤十字に寄付することは効果的な方法でしたが、金銭を送るだけではなく、東北と関東地方に住んでいる被害者の方々と、もっと心のつながりを感じられる支援の仕方をしたいと思っています。

3月18日に、「Our Man in Abiko」は日本を支援するためのプロジェクトを始めました。大震災の被害者の方々と支援者の方々の体験と感情を分かち合い、理解を深めるために、ブロガーの力を借りて、大地震と津波についてのブログポストを組み合わせて本を作るプロジェクトです。私もすぐに、折茂さんの撮ってくれた写真と自分の原稿を送りました。私の文章が掲載された時、本当に嬉しかったです。「Quakebook」というこの作品の知名度と人気はどんどん高くなってきています。

現在、Quakebookには、一般のブロガーの方々だけではなく、沢山の著名人も参加しています。世界中の人々に読んでもらえるように、Quakebookの様々な言語による翻訳も進められています。本日、Quakebookが完成し、購入可能となりました。Quakebook の売り上げの全金額は日本赤十字を通して被災地に寄付されます。これは本当に大切なプロジェクトです。私のブログ読者の皆さんにも、ぜひお買い求めいただけますよう、お願い申しあげます。

Quakebook を買う:http://amzn.to/quakebook
お問い合わせ:http://www.quakebook.org/